日本ヘラブナクラブ

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2020年11月 5日

室生ダムでライバル対決!

野釣り冬期MVPプレーオフ第1R

IMG_1743◎ 令和2年10月25日(日)/室生ダム(奈良県)

◎ リポート:鈴木 誠

 

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野釣りダービーもウインター期間(12月~2月)まであと一ケ月となりましたが、昨シーズンの野釣りウインターMVP賞は41.5cmで私と淺井庸介選手(以下、アッさん)が 同寸で獲得しました。

NHCのホームページ上では、同寸で「二人ともMVP」でケリが付いているはずなんですが、どこでどうなったか決定戦をやることとなりました。

最初の決定戦は3月末の12時間耐久レース(室生ダム巨べらトーナメント)! ここではスコアレスドローとなってケリがつきませんでした。

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そして、10/25日(日)に開催の『NHR秋季大会in室生ダム』の舞台を借りて、決定戦第1Rがひそかに行われました。私はてっきり、副賞が二人に送られて、おしまいと思っておりましたが、アッさんにも私にも副賞は届いておらず、なんかのきっかけで話を蒸し返し、二人が参加するこの大会で決着をつけることとなりました。もちろんNHC公認?です(笑)。さらにホーム&アウェイ方式でいこうと、同じく二人が参加するクラシックを第2Rに設定することとなりました。

多くのNHC会員様にはまったく興味のないイベントなのですが、ふたりは真剣です。

結果から申しましょう。第1Rは鈴木 誠の辛勝! 王手をかけたように見えますが、ルール設定に穴があり、第2Rに勝てば第1Rの結果に関わらず、決定戦の勝者になれるんです。厳密に言えば、私は勝つか引き分けるかでOKに対して、アッさんは勝つしかないのですが、NHCのルール上、引き分けるのは勝つよりも確率が低いのです。

では、なぜそんな第1Rの結果をアップするのか。実はそこには当事者もビックリの室生ダムの女神様が用意してくれたフィナーレが待っていたからです。

普段から仲のいい二人には、リクエストに応えてバチバチのジェスチャーもしますが、この日は一緒に仲良く並んで釣ることにしました。ポイントは朝礼会場の鮒屋前から最も近い「事務所下」です。 すでに入場順の早い会が好ポイントを陣取っていましたが、私たちは誰も入っていない右端に台をセット。さあ試合開始です。

 

この日の作戦は・・・これを書くと長くなるので割愛します・・・。

 

大会ルールは一枚長寸、対象魚はへら鮒のみ。合いベラ、その他の鮒は対象になりません。 魚を釣り上げたら、自分で検寸台に載せて、周囲の人に確認してもらい、検量カードに寸法、時間、確認者の名前を記入します。このカードを16:00までに大会本部に提出すれば、納竿する必要はありません。すなわち、本部に一番近いこのポイントは、もっとも遅くまで粘れるポイントなんです。

時は15:00を回りました。アッさんは24尺、私は18尺。床をとっても2m弱。床釣りを試しながらエレベーターで宙を狙ったり。私はほとんどアタリなし。アッさんはアタリはあれど空ばかり。ここまで二人ともオデコです(床=底。関西では底釣りを床釣りと言います) 。

 

・・・二人の会話 ・・・

 

「寒いよねー、体も心も・・・ 」

「やだよねー、このままスコアレスドローなんて、岸さんに鼻で笑われてしまう」

「どちらが勝ってもいいからオデコは回避したいよね~ 」

 

すると、私の右50m位のところに入っている一般の方が"へら"らしきものを釣り始めました。

「こっちに回ってくるかな~」

最低でも1枚釣って、優勝を狙うためにギリギリまでやるのならまだしも、オデコでギリギリっていうのも・・・。気持ち的にはそうしたいが、運営者にとっては迷惑だよね~ 。

さっき30分後にアラームがなるようにしたから、36分ごろにアラームが鳴る予定。

そこで納竿することで合意し、無情にもアラームが鳴りました。私がエサ付けをしているとき、アッさんはまだウキをじっと見ています。

「じゃあ、これを最後の一投にするから、アッさんは次が最後だね~ 」

そういったあと、願いを込めて振り込みました。

するときょう何回目かのサワリが出ました。そして、本日2回目のアタリが!

乗りました! 引き具合からブルーギルではありません。あとはへら鮒であることを祈りながら少しずつ引き上げていきました。来た、来た、来た~!! へらだ!

「アッさんも釣れるよ、きっと!」

慎重にとりこんで、検寸はアッさんの結果が出てからにしました。へらにはかわいそうだけど逃げられないようにして軽く水につけておきました。

そうなんですよ、来たんです。アッさんにも!

「アッさん、へらだよ! 来た、来た、来た~! 慎重にね」

無事取り込み、相互に検寸!!

 


2020 NHC野釣りダービー『ウインターMVP』決定戦(プレーオフ)第1R

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すでに納竿している方たちの会話で、36㎝、37㎝と言う声は聞こえていたので、この寸法では優勝はありません。時は15:40。まだ行けます! 二人とも継続しました。

残念ながら物語はここまでです。15:50を回り、釣れても検寸する時間がありません。ふたりとも検量カードを未記入のまま、その場を後にしました。時計を見ると15:55。本部は10mくらい上、ビルの3~4階まで一気に上がらないといけない時間です。0.105トンの体は悲鳴を上げます。でもなんとか滑り込みで記入、普段の習慣で写真に記録していますので、一応照合! 間違いないことを確認して提出しました。

この日、参加52名! 検量カードに釣果を記入できた方は24名。我々二人もそこに仲間入り。ここをホームとしている室生釣友会の一員として、誇らしげな一瞬でした。

以上、二人の考えうる、理想的で感無量のフィナーレとなったのです。

さあ、椎の木湖で開催されるクラシックでは、皆様に紛れて、いよいよ決定戦第2Rです。ルール上、二人とも欠場しない限り、どんなことが起こってもドローになることはありません。今度はジョークではなく、二人ともガチですよ!


2020年11月 5日 10:26