2018年6月10日
写真で残す大減水の三島湖
ヘラ師とバサーの関係は良好!
◎ リポート:鈴木 誠
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現在、私の大好きな三島湖は大減水中です。
水の使用を主目的とするダム湖にとって減水は宿命であることは言うまでもありません。
ただし、現在の時期に大減水となるのはとてもレアなこと。三島湖史上初めてかもしれません。
だから今後どのようなことが起きるかは誰も判らないのが現状です。
君津市から湖面上の管理(ダム管理を除く)を委託されている貸船組合は、その現実をしっかり受け止めて営業(活動)しています。
先に申し上げておきますが、私は貸船店のオーナーでも、従業員でもございません。
大好きな釣り場の環境が末長く維持されていくことを願っています。
そのため一人でも多くの方に現状を知っていただこうと普段は湖に沈んでいる水辺を撮影してきました。
三島湖ファンの一人として、多くの方の参考になればと紹介させていただきます。
大減水するとヘラ釣りにかかわる、いろんなことがガラッと変わってしまいます。
そして、底釣りが好きな私にとっては、今までイメージの中にしかなかったポイント(底)の状態をこの目で見ることができるようになります。
とても興味深く有用で、今後の楽しみも増えました。すなわち、私にとってはまたとないチャンス!
6月9日、この日は真夏のような日差しで、きれいな風景写真が撮れました。
(※それより前に撮った写真も混在しています。)
バサーに開放されるようになったヘラ釣りのメッカ、房総三湖。
次に、NHCはバスフィッシングを楽しむ方も多いので、バサー向けの情報です。
私はヘラ釣りオンリーなので、こちらも実釣リポートではありません。
「千葉県にはバサーにはかたくなにボートを貸さない湖がある」
こんな話を聞いたことがあるかと思います。
ヘラ釣りのメッカである『房総三湖』、戸面原・豊英・三島は、まさにその話のもととなった湖です。
その房総三湖がここ2年で次々とバサーを釣り客として迎えるようになりました。
これまでバサーの皆さんは誠意をもってヘラ師と相対しても、嫌な思いを経験したこともあるのではないでしょうか。
ついに三島湖も昨年の11月17日からバサーへのボートレンタルを解禁しました。
時代の流れに三島湖(貸船組合)が追従した結果です。
その解禁から半年が過ぎました。
バスフィッシングも盛期に入り、土日、平日関係なく、たくさんのバサーの笑顔で三島湖は満たされています。
特にヘラ師は上がり時間が平均して早いので、15:00以降はバサー一色です。
楽しく釣りをしている姿を見かけることは対象魚種に関係なく良いものですね。
"静の釣りであるヘラ師に対して、動の釣りであるバスフィッシング"
この考え方をベースに、ヘラ師の釣りを邪魔しないように、バサーは配慮してくれています。
しかし、ボート釣りに限っていうと、ヘラ師の平均年齢は70代後半といっても過言ではありません。
三島湖がほぼバサー一色となるのは決して遠くないことでしょう。
現在は、申し訳ないと思うくらいヘラ師に気を遣っているバサーがほとんどです。
何もいわなければウキの上を通過されてしまう某ダム湖のようにならないために、バサー一色になっても最低限のマナーで釣りを楽しんでもらいたく思います。
釣り人のマナーに関しては、魚種に関係なく貸船店や先輩がビギナーに伝える義務があると思っています。
それを怠ると釣り場が荒れてしまいます。
バサーもヘラ師も楽しめる湖となった三島湖。
どこよりも素晴らしい釣り場ではないかもしれませんが、「どこに行こうかな?」と釣り場選びに迷ったら、ふと思い出せるように頭の中のタンスに仕舞っておいてもらえると幸いです。
2018年6月10日 21:45