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2017年8月 2日

チョーチン両ダンゴの極意

森田泰浩さんはエサをイジらない。

RIMG5398◎ 平成29年7月29日/生野銀山湖(兵庫県)

◎ リポート:かもめ(自称カメライター)


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RIMG5395いつもよく釣る「ドラえもん」こと森田泰浩さん。

NHC生野銀山湖大会では5枚3,900gで準優勝(総釣果は2ケタ)。

メインは21尺チョーチン両ダンゴ。

両ダンゴ組ではトップウエイトだった。

大会が終わってから仕掛けのセッティングやエサの配合を教えてもらったけれど、軽い小エサの両ダンゴをどのようにディープのタナまで持たせるのかまでは聞くことができなかった。

たまたま大会の翌日に佐仲ダムで一緒になったので、気になっていた「エサ使い」を聞いたところ、前日に使用したエサをサクサクッと作ってくれた。

いろんな小細工があるのかなと思いきや、あまりにもシンプルすぎて驚いた。

名手のエサ使い。このページを見に来られた方だけに、こっそり伝授しましょう!

まずは大会当日のタックル & エサデータから。




< 森田泰浩さん、7/29・生野銀山湖 >RIMG5350


◎ 竿:21尺(チョーチン両ダンゴ)

◎ 道糸:バリバス プロバージョン(ブラウン)1.2号

◎ ハリス:バリバスプロバージョン 0.5号(55cm-70cm)

◎ ハリ:グラン5号

◎ エサ:単品爆釣A[2] + グルダンゴ[2] + 水[1]




イジらず、不均一。それが『ドラえもんタッチ』!


RIMG5400エサの配合は極めてシンプル。水の分量も標準(エサ4:水1)。

麩エサと水をサクサクサクッと混ぜるだけ。

文章で表現するのに「10回ぐらい混ぜる、でいいですか?」と確認すると、

「いや、10回も混ぜないですよ」と森田さん。

写真では分かりずらいけれど、まだ水を吸っていない生の麩がところどころに残っている状態。これで完成だ。

「エサは調整しながら使うという人が多いけれど、僕の場合はこれで調整済みなんですよ」と森田さん。

いくらエサをイジらないという人でも、せめて水分だけは均等に吸わせるのではないだろうか。

水分が多い部分はダマになるが、ダマがあっても気にしない。

森田さんは練るとエサ(麩)が死んでしまうし、特に単品爆釣Aを絡めたエサは不均一に仕上げることがキモだという。

当然ながら同じボール内にあるエサでも、軟らかさに違いが出てくる。

森田さんはその不均一を利用して、状況により軟らかい部分と硬い部分を使い分けるという。



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水に浮くエサでもディープレンジを攻められる!

RIMG5402

エサの大きさは写真の通り。

21尺両ダンゴのエサとしては、かなりの小エサだ。

森田さんがエサだけを丸めて水を張ったエサボールに入れると、エサはバラけるまで水面直下で浮いたままだった。

「このエサ、水に入れると浮くんですよ。練らなくてもこれでタナまで十分に持ちます」と断言する。

やわネバでもしっかりとまとまる『単品爆釣A』と、軽くて粘りがあるベースエサ『グルダンゴ』の組み合わせ。

軽くてハリもちがいいダンゴエサになるのは分かるが、長竿チョーチンのディープレンジでもその特徴は変わらない。

生野銀山湖も佐仲ダムもオイカワ中心にジャミが多い。

だが、このエサならジャミやヨタべらの層を突破してくれるという。




ウキをナジませないアプローチ!RIMG5404


森田さんは「エサの特徴を知れば誰にでも使いこなせるエサだ」という。

だが、1つだけ疑問が残ることがあった。

「この軽いダンゴでしっかりとナジミを出せるの?」と質問すると、

「ナジミは出さないですよ。エサ落ちメモリのところまで入ったら終了です」

という答えが返ってきた。

「それじゃ、初心者には難しいでしょ? エサがタナまで持っていることをどうやって知るの?」

とまたまた質問。

RIMG5391「エサが付いているときはナジミが遅い。エサがないとナジミが早いんですよ。これは(魚の)アオリがあってもなくても同じだから」

というのがエサ持ちをチェックする森田さんの基準になっている。

ナジむスピードさえ見極めれば、初心者でもひと皮むけた両ダンゴの使い手になれるというわけだ。

ドラえもんタッチの長竿チョーチン両ダンゴ。

う~ん、やってみる価値はありそうだ。



2017年8月 2日 16:26