日本ヘラブナクラブ

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2012年8月13日

“渋滞知らず” 自転車最高 !?

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 「カネヒラ君、いるかな?」

 淀川・城北ワンドでタナゴ釣り

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都会のオアシスで夕涼みがてら、ちょこっとフィッシング!

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すっかり自転車ライフにハマっている事務局Kです。

12日(日)は夕方に時間ができたので近くの城北ワンドへ出かけました。

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 ←リヤのカゴに合切箱を積み込んだ愛車「かもめ号」。

 

 

 

もちろん“足”は自慢の電動アシスト自転車です。 テレビで帰省ラッシュが始まったというニュースが流れていましたが、自転車は渋滞知らず。 もともと渋滞が予想されるときは遠出をしないようにしています。近場で遊ぶには自転車は最強の友です!

この日はスプーン一杯(180円)のアカムシを買って釣り場へ向かいました。 痛い出費があった後なので、エサ代が安く、交通費ゼロは助かります。

城北ワンドでカネヒラが増えているって本当?

小さな野池が幾つも並んでいる城北ワンド群は釣り場として人気が高く、ヘラブナやブラックバス、コイ、 マブナ、モロコなどが狙えます(どの魚種も大して釣れませんけどね)。

以前はタナゴやライギョなどもいたのですが、最近はあまり聞かれなくなりました。

「城北ワンドでカネヒラが増えていますよ」と聞いたのは今年の5月。 ウナギも中途半端で終わらせたくなかったけれど、連敗続きだったので気分転換にカネヒラを調査してみることにしました。

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 釣れてくるのは青タナゴ(別名:ギル)ばかり・・・。

 

 

 

今回は城北ワンドでも上流エリアにある大工大裏あたりをチェック。 これまであまり竿を出したことがなかったエリアだったので上流側から順に見ていきましたが、あまりいい場所が見当たりません。

水中でキラキラ光る魚体も見つけられず、ハリに掛かってくるのはお馴染みさんのギルばかり・・・。

残念ながらカネヒラの顔を見ることはできませんでした。

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 これは昨年の夏に旧吉野川で釣り上げたカネヒラ。

 淀川でも増えてほしいですね。

 

 

城北ワンド群は下流側の方が変化や流れのある場所が多いので、 次回は赤川鉄橋の近くにある三角池周辺を攻めてみようと思います。


イタセンパラは復活してほしいけど、心に引っ掛かるものが・・・。

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城北ワンドは(たぶん絶滅したであろう) 天然記念物のタナゴ『イタセンパラ』の生息地として注目されています。

「イタセンパラをもう一度泳がせよう」 と淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワークが今年から本格的に活動を開始し、大きなモンドリや地引網で外来種を駆除したり、 魚類調査をしています。

かなり大がかりな駆除活動なのでどれくらいの効果が上がっているのかなと思っていたのですが、 今回竿を出してみて、相変わらずギルばかりの状況は変わっていないように感じました。

魚類調査では在来魚の割合が大幅に増えているというデータはあるのですが、 なかなか生態系を元に戻すのは難しそうです。

淀川大堰を造って河川を一部ダム化にした時点で止水に生息する外来種の繁殖を招いていまい、 地形や流れをイジることは生態系を大きく変えることだと教えてくれました。

これは私個人の偏った考えなので間違っているかもしれませんが、河川の一部分だけ生態系を“元に戻す” という活動には少し無理があるように感じます。淀川のワンドの場合、ワンド自体が人間が造ったものだし、自然の地形ではありません。 生態系を戻すことだけを考えるなら、 流れを止める大堰堤やワンドも負の遺産といえるでしょう。

元の環境を作り出せない限り、元の生態系も取り戻せないのかな、と思うのです。

淀川大堰の魚道にしても、右岸側に1本のみ。本当にアユやウナギ、 モクズガニなどの海や川を行き来する生物のことを考えるなら、 魚たちが上り下りしやすいと言われている堰の真ん中にも魚道を作ってほしかったですしね。 「私たちは魚のことも考えています」というアピールのための魚道のようにも思います。

何も淀川大堰が不必要といっているのではなく、元からある生態系にとって大きな障害になっているということを言いたいのです。

それと、話は少し逸れますが、 淀川のワンドでは淀川水系で育ったゲンゴロウブナしか放流することができず、 せっかくのフィールドなのに現在はヘラブナの放流が行われていません。上流部にある琵琶湖や布目ダム、 室生ダムではヘラブナの放流が続けられているので、この対策にも「?」と思うところがあります。

また、何でもかんでも「外来種は殺してしまえ」的な生き物の命を粗末にすることにも「?」 と心に引っ掛かります。「駆除」を否定しているのではなく、もっと生き物を有効に活用してほしいし、「駆除釣り大会 (生き物を殺すためのゲーム)」という駆除方法にも、釣り好きとして不快感を覚えるのです。まぁ、 釣り人も魚をイジめているのには変わりないのですが、駆除と釣りの違いは釣り人にしか理解できないかもしれません。

ブラックバス釣りなどは愛好者が多いのだから、 イタセンネットの人たちも釣り人に協力してもらえるような方法がとれなかったのかな、とも思います。 外来生物法で生体の移動や譲渡が規制されたけれど、一部分だけの生態系回帰を望むならブラックバスやヘラブナの封じ込め(ゾーニング) も同じだと思うので、「バス釣りゾーン」や「ヘラブナ釣りゾーン」を設け、釣り人に保全活動に協力するよう働きかければよかったのに・・・ と思うのです。

建設的な話し合いって、できないものなのでしょうか。

城北ワンドのあちこちでタナゴがキラッキラッとヒラ打ちしているところを見てみたい。

保全活動にも協力したい。

だけど、釣り人の気持ちを汲んでもらえない保全活動に、今のところ一歩が踏み出せません。(事務局K)

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<P.S>

城北ワンドのカネヒラを紹介しようと思ったのですが、 話が脱線して堅い話になってしまいました。しかも個人的な考えをぶちまけて・・・。スミマセン。

2012年8月13日 19:08